百余人の生き証人が伝える全国を歩き、教えた「昭和聖」の実像 |
宮本常一 同時代の証言 正続2冊セット |
A5判各580頁・並製 定価 2冊セット6000円(送料・450円) |
宮本常一追悼文集編集委員会編(1981年)を正編。『宮本常一・同時代の証言』宮本常一追悼文集編集委員会編1981年刊を原本通りに復刻するもので、258人に及ぶ関係者の追悼文を、下記の分類でまとめてあります。 正編:目次 |
1 『口承文学』とそのあとあさき 2 常民文化とそのまわり 3 農村指導と学問と 4 学の広がりと深まり 5 離島振興と山村調査 6 『忘れられた日本人』のあとさき 7 塩業研究の友人たち 8 武蔵美・発掘・生文研 9 京を中心にした知友 11 広き交友の中から 12 民具学を進める人びと 13 旅づくりの夢を共にした人びと 13 『あるく みる きく』の仲間たち 14 映像と芸能を通じて 15 瀬戸内の仲間たち 16 ふるさとの島から 17 親と子、妻と夫 |
続編内容: |
入手困難「しま」「未来」「生活学会報」「近畿民俗」「あるくみるきく」「日本観光文化研究紀要」ほか専門誌の『宮本常一先生追悼号』、あるいは奈良本辰也、谷川健一両氏などによる新聞の追悼文も含めて1冊にまとめました。各分野における活躍を、とくに「近畿民俗」では戦前、若き日の先生を知ることができます。 |
■本書「正編」は22年前、宮本常一先生の没後、その愛弟子達が全国の関係者に呼びかけ、わずか3ヶ月で上梓して師の霊前に捧げた追悼文集です。 ■不肖私も、出版の仕事を始めたころ宮本先生に手取足取りお世話になり、そのことは本書に書かせていただいたとおりです。その後も「時流に乗るな」「落ち穂を拾え」など、先生の教えを愚直に守ることで、崩壊寸前の出版業界を何とか生き抜いております。 ■小社ではこのたび、発行直後から入手困難で一般読者には幻の本となっている本書を、関係者各位にお願いしてここに復刻させていただくことになりました。 ■今回は上記のような「続編」をつくり「正続セット」にしました。その巻末に掲載する20頁に及ぶ本邦初の田村善治郎編「宮本常一略年譜」は読み物としても先生の生涯を俯瞰できる力作です。 ■この2冊は「過去を学び、現代に生かす」ことで日本を蘇らせようと、全国をくまなく歩き、教えた「昭和聖」の生きた姿を等身大で伝える「同時代の証言」であり、唯一・最大の宮本常一資料でもあります。 ■本の産直を売り物にしている小社は、全国どこでも「電話一本・即日発送・代金後払・返本OK」です。どうぞお気軽にお申し込み下さい。(マツノ書店・松村久) |