百年ぶりに復刻される元就軍記の稀覯本
	温故私記
	国重 政恒
	マツノ書店 復刻版 *原本は明治31年
	1996年刊行 Ａ５判 上製函入 674頁　パンフレットPDF（内容見本あり）
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『温故私記』 について

■ 本書は永正十四年（1517）、毛利元就公の初陣から始まり、文禄四年（1561）、秀元公の婚礼に至るまで、八十年間における「元就軍記」である。 ■ 編者の長州藩士・国重三郎兵衛政恒は、寛永十六年（1639）、萩に生まれ、宝永七年（1710）、七十二歳で没している。 ■ 幕末における藩政改革の祖・村田清風の孫で歴史家の村田峰次郎は、長州の歴史を正しく後世に伝えるため『長周叢書』の刊行を企てた。明治二十三年（1890）から配本を開始したが、二年後、資金の都合で二十巻迄で終わった。その後、明治三十一年にこの『温故私記』と『吉田物語』を別冊として刊行した。 ■ 小杜では平成三年（1991）、『長周叢書』全二十巻を復刻したが、今回その別冊『温故私記』を復刻する。原本は小型本なので、一八%拡大してA5版にした。